【行動力 第2回】最初の一歩を踏み出す|2分ルールと行動のトリガー

はじめに|始めることが最も難しい

たくま
たくま

センパイ、前回学んだ行動できない理由はわかりました。でも、実際に一歩を踏み出すのが難しくて

ヒビキ
ヒビキ

そうだね。理解することと、実際に動くことは別だ

たくま
たくま

何かコツみたいなものはないんでしょうか

ヒビキ
ヒビキ

あるよ。今日は、最初の一歩を踏み出すための具体的なテクニックを教えよう!

人間の脳は、始めることに最も抵抗を感じる。でも、一度始めてしまえば、意外と続けられる。

今日は、その最初の一歩を確実に踏み出すための、科学的に証明されたテクニックを学んでいこう。


2分ルール:始めるハードルを極限まで下げる

2分ルールとは

ヒビキ
ヒビキ

行動を2分以内でできることに縮小する技術だ。

生産性の専門家デビッド・アレンが提唱し、習慣化の専門家ジェームズ・クリアーが発展させた方法。

原則: 新しい習慣を始めるとき、2分以内でできることから始める。

例:

  • 悪い目標:毎日1時間読書する
  • 良い目標:毎日1ページだけ読む(2分)
  • 悪い目標:毎日30分筋トレする
  • 良い目標:トレーニングウェアを着る(2分)

重要なのは、完璧にやることではない。 とにかく始めることだ。

なぜ2分ルールが効果的なのか

人間の脳は、大きなタスクを前にすると、抵抗を感じる。 でも、2分なら、抵抗を感じる前に終わる。

カリフォルニア大学の研究によれば、行動を開始するまでの心理的ハードルは、実際の作業時間とは無関係だという。

つまり、1時間の筋トレも、2分の筋トレも、始めるときの抵抗感は同じ。

だから、2分に縮小することで、始めやすくなる。

そして、一度始めてしまえば、自然に続けられることが多いんだ。

センパイ、でも2分じゃ意味ないんじゃないですか

そう思うよね。でも、2分やれば、そのまま10分、20分と続けられることが多いんだ。大切なのは、完璧にやることより、始めることなんだよ

2分ルールの実践例

例1:筋トレを習慣化したい

ステップ1:トレーニングウェアを着る(2分)

ステップ2:腕立て伏せを1回だけする ステップ3:できたら10回やる

最初から30分の筋トレを目標にしない。 まず、ウェアを着ることだけを目標にする。

例2:読書を習慣化したい

ステップ1:本を開く(2分)

ステップ2:1ページだけ読む ス

テップ3:面白ければ続ける

例3:副業を始めたい

ステップ1:パソコンを開く(2分)

ステップ2:1行だけ書く

ステップ3:乗ってきたら続ける

2分ルールで大切なのは、完了させることではない。 始めることだ。

習慣化を成功させるには、科学的に証明された方法を知ることが重要だ。行動科学や習慣化の専門書を読めば、意志の力に頼らず自然に続けられる仕組みを作れる。

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行動のトリガー:if-thenプランニング

トリガーとは

行動を自動化するための「きっかけ」だ。

if(もし〇〇したら)→ then(△△する)

この形式で計画を立てることで、行動が自動化される。

ニューヨーク大学の心理学者ピーター・ゴルウィッツァーの研究によれば、if-thenプランニングを使うと、目標達成率が2〜3倍になるという結果が出ている。

if-thenプランニングの実践

悪い計画: 今度時間ができたら筋トレする

良い計画: 朝6時に起きたら、すぐに腕立て伏せを10回する

悪い計画: 毎日読書する

良い計画: 夜9時になったら、ソファに座って本を1ページ読む

悪い計画: 健康的な食事をする

良い計画: コンビニに入ったら、サラダコーナーに直行する

違いがわかるだろうか。 良い計画は、具体的なトリガーと行動が結びついている。

トリガーの種類

特に効果的なのは、既存の習慣と新しい行動を結びつける方法だ。

これを習慣スタッキングという。

歯を磨く(既存の習慣)→ 腹筋10回(新しい行動) コーヒーを淹れる(既存の習慣)→ ストレッチ1分(新しい行動)

既存の習慣は、すでに自動化されている。 だから、それにくっつけることで、新しい行動も自動化されやすい。


環境デザイン:意志の力に頼らない仕組み

環境が行動を決める

意志の力には限界がある。 でも、環境は無限だ。

デューク大学の研究によれば、人間の行動の約40%は習慣によるもので、その習慣の多くは環境によって引き起こされるという。

つまり、環境を変えれば、行動が変わる。

環境デザインの実践

原則1:やりたい行動を簡単にする

筋トレを習慣化したい場合:

  • トレーニングウェアを枕元に置く
  • ダンベルをリビングに置く
  • ヨガマットを広げたままにする

読書を習慣化したい場合:

  • 本をソファに置く
  • 寝る前に本を開いておく
  • スマホの充電器を別の部屋に置く

原則2:やりたくない行動を難しくする

SNSを減らしたい場合:

  • アプリを削除する
  • ログアウトしておく
  • スマホを別の部屋に置く

お菓子を減らしたい場合:

  • 買わない
  • 見えない場所にしまう
  • 開けにくい容器に入れる

環境を整えることで、意志の力を使わずに行動できる。

自宅でトレーニングを習慣化するなら、器具を目につく場所に置くことが重要だ。視界に入るだけで、行動のきっかけになる。

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小さな成功を記録する

なぜ記録が重要なのか

記録することで、進捗が可視化される。 可視化されると、モチベーションが維持される。

ペンシルベニア大学ウォートン校の研究によれば、進捗を記録する人は、しない人に比べて目標達成率が33%高いという結果が出ている。

記録の方法

1. カレンダーにチェック 毎日実行できたら、カレンダーにチェックを入れる。

連鎖が途切れないようにする。 これを「チェーンを切らない」という。

2. 習慣トラッカー スマホアプリで記録する。 グラフで進捗が見えるとモチベーションが上がる。

3. 日記 簡単に今日やったことを書く。 振り返ることで、改善点が見える。

記録を続けるためのツールやアプリを活用すれば、習慣化がさらに楽になる。可視化されることで、やる気に頼らず続けられる。

まとめ|最初の一歩は、驚くほど簡単にできる

たくま
たくま

なるほど。2分ルールとif-thenプランニングを使えば、始めやすくなるんですね

ヒビキ
ヒビキ

その通り始めることが最も難しいけど、仕組みを作れば簡単になる

たくま
たくま

環境を整えるのも大切なんですね

ヒビキ
ヒビキ

そう。意志の力に頼らず、環境で行動をコントロールするんだ

たくま
たくま

わかりました。今日から実践してみます!

ヒビキ
ヒビキ

いいね。次回は、その行動を継続させるための具体的な方法を教えよう!

今日のポイント

  • 2分ルールで、行動を2分以内でできることに縮小する
  • if-thenプランニングで、トリガーと行動を結びつける
  • 環境デザインで、意志の力に頼らず行動する
  • 小さな成功を記録し、進捗を可視化する
  • 始めることが最も難しいが、仕組みを作れば簡単になる
ヒビキ
ヒビキ

最初の一歩を踏み出す技術を身につければ、行動のハードルは驚くほど下がる。次回は、その行動を継続させ、習慣化するための具体的な方法について学んでいこう!


次回予告:【行動力 第3回】行動を継続させる|習慣化の科学と21日間の法則の真実

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