はじめに|なぜ同じ失敗を繰り返すのか

センパイ、逆算して計画立てたんですけど、全然うまくいかなくて・・・

どううまくいかなかったのか、具体的に教えてくれるかな?

それが…なんかうまくいかなかったとしか言えないんですよね

なるほどね。それが今日のテーマだよ。今日は『仮説思考』を教えよう!
多くの人が目標達成で挫折する理由は、「なぜうまくいかなかったのか」を分析していないからだ。ただ闇雲に行動して、うまくいかなければ諦める。これでは成長しない。
仮説思考とは、「こうすればうまくいくはず」という予測を立て、実行し、結果を検証する思考法。この思考法を身につければ、失敗を成長の糧に変えられるんだ。
仮説思考とは|科学的アプローチで人生を攻略する
仮説思考の基本サイクル
仮説思考は、以下の4つのステップで構成される。
- 仮説を立てる:「〇〇すれば△△になるはず」
- 実行する:実際にやってみる
- 検証する:結果を分析する
- 改善する:次の仮説を立てる
このサイクルを回し続けることで、着実に目標に近づいていける。
なぜ仮説が必要なのか
仮説がないまま行動すると、次のような問題が起こる。
- 結果が良くても「なぜうまくいったのか」がわからない
- 結果が悪くても「何を改善すればいいのか」がわからない
- 同じ失敗を繰り返す
一方、仮説を持って行動すれば、結果から学べることが明確になる。これが成長速度の差を生むんだ。
仮説の立て方|具体的で検証可能な予測を作る
ステップ1:現状を分析する
まずは、今の状況を客観的に把握しよう。
例:筋トレを始めたが、3日で挫折した
なぜ挫折したのか?考えられる原因を洗い出す。
- ジムまで遠くて面倒だった
- トレーニング時間が長すぎた
- 筋肉痛がきつかった
- モチベーションが続かなかった
このように、可能性のある原因をすべて書き出すんだ。
「センパイ、原因っていっぱいありますよね。どれが本当の原因なのかわからないんですけど」
「だから仮説を立てて、一つずつ検証していくんだよ。まずは最も可能性が高そうなものから試すんだ」
ステップ2:仮説を立てる
原因が見えたら、それを解決する仮説を立てよう。
悪い仮説: 「もっと頑張れば続くはず」
良い仮説: 「ジムが遠いのが原因なら、自宅でトレーニングすれば続けられるはず」
良い仮説には、次の3つの要素が含まれている。
- 具体的:何をするのかが明確
- 測定可能:結果を数値や事実で確認できる
- 期限付き:いつまでに検証するかが決まっている
仮説の例: 「自宅で週3回、20分のトレーニングを2週間続ければ、習慣化できるはず」
この仮説なら、2週間後に「続いたか」「続かなかったか」が明確にわかるよね。
自宅トレーニングを始めるなら、最小限の器具から揃えよう。まずは自重トレーニングから始めて、慣れてきたらダンベルやベンチなどを追加していくのがおすすめだ。
ステップ3:条件を整理する
仮説を検証するための条件を明確にしよう。
何を測るのか:
- 実施回数(週3回達成できたか)
- 所要時間(20分以内で終わったか)
- 継続日数(2週間続いたか)
どうやって記録するのか:
- トレーニングノートに記録
- スマホアプリで管理
- カレンダーにチェック
記録は継続の鍵だ。可視化することで、モチベーションも維持しやすくなる。
仮説を検証する|結果から学ぶ技術
検証のポイント
2週間後、仮説が正しかったかを確認する。
パターン1:仮説が正しかった場合 「自宅トレーニングなら続けられた!」
→次のステップに進む。「強度を上げる」「種目を増やす」など、次の仮説を立てる。
パターン2:仮説が間違っていた場合 「自宅でも続かなかった…」
→原因を再分析する。「20分でも長かったのか」「週3回が多すぎたのか」「別の理由があるのか」
重要なのは、どちらの結果でも「学び」があるということ。失敗は情報なんだ。
記録の重要性
仮説検証で最も大切なのは、記録を取ること。
記録すべき項目:
- 実施日時
- 実施内容
- 所要時間
- 体調・気分
- 気づいたこと
この記録が、次の仮説を立てるための貴重なデータになる。
トレーニングを科学的に管理したいなら、専門書を参考にするのも効果的だ。正しい知識があれば、より精度の高い仮説を立てられる。
仮説思考の応用例|あらゆる分野で使える
仮説思考は、トレーニングだけでなく、人生のあらゆる場面で使える。
例1:仕事の効率化
仮説: 「朝一番にメールチェックせず、重要タスクから始めれば、午前中の生産性が2倍になるはず」
検証期間:1週間
結果: 午前中に完了するタスクが平均1.5個から3個に増加。仮説は正しかった。
例2:人間関係の改善
仮説: 「毎朝、同僚に自分から挨拶すれば、職場の雰囲気が良くなるはず」
検証期間:2週間
結果: 同僚から話しかけられる回数が増えた。仮説は正しかった。
例3:睡眠の質の向上
仮説: 「寝る1時間前にスマホを見ないようにすれば、入眠時間が短くなるはず」
検証期間:1週間
結果: 入眠時間が平均30分から15分に短縮。仮説は正しかった。
このように、小さな仮説を立てて検証することで、人生のあらゆる面を改善できるんだ。
仮説の精度を上げる|成功率を高める3つのコツ
コツ1:小さく始める
最初から大きな仮説を立てると、検証に時間がかかり、失敗したときのダメージも大きい。
悪い例: 「3ヶ月で10kg痩せるために、毎日2時間トレーニングする」
良い例: 「1週間、毎日10分のトレーニングを続けられるか試す」
小さな仮説から始めて、成功したら徐々に大きくしていこう。
コツ2:変数は1つずつ変える
複数の要素を同時に変えると、何が効いたのかわからなくなる。
悪い例: 「ジムを変えて、トレーニング時間も変えて、食事も変える」
良い例: 「まずはトレーニング時間だけを変えてみる」
一度に変えるのは1つだけ。これが科学的アプローチの基本だ。
コツ3:他人の成功パターンを参考にする
ゼロから仮説を立てるのは難しい。だから、すでに成功している人の方法を参考にしよう。
成功者のノウハウが詰まった書籍やオンライン講座を活用すれば、精度の高い仮説を立てやすくなる。
私が何度も読み直している本を以下に紹介します。そう人生を生きるか。どのように生き方や働き方を変えていくべきなのかが全て詰まっています。
まとめ|仮説思考で成長を加速させる

なるほど!ただ行動するんじゃなくて、『これを試せば○○になるはず』って考えてから動くんですね

その通り。そして結果を記録して、次の仮説に活かすんだ

でも、仮説が外れたら落ち込みそうだな…

外れても問題ないよ。それも立派なデータなんだ。むしろ、仮説を立てずに行動する方が危険だね

わかりました!俺も小さな仮説から試してみます

いいね。次回は、その仮説をより正確にするための『情報収集力』について教えよう
今日のポイント:
- 仮説思考は「予測→実行→検証→改善」のサイクル
- 具体的で測定可能な仮説を立てる
- 小さく始めて、変数は1つずつ変える
- 記録を取ることで、失敗も学びに変わる
仮説思考を身につければ、試行錯誤が無駄ではなくなる。次回は、より良い仮説を立てるための「情報収集力」について学んでいこう。
次回予告:【思考力 第4回】情報を集めて活かす|質の高い判断を支える情報収集術


コメント