はじめに|何回繰り返す?三日坊主

センパイ、また続きませんでした…

また?何を始めたんだい?

ダイエットと英語学習です。今度こそって思ったのに、1週間で挫折して

たくま、それは珍しいことじゃないよ。でも、なぜ続かないのか、本当の理由を知ってる?

えっと…意志が弱いからですか…?

実は違うんだ。今日は、なぜ続かないのか、その本当の理由を教えよう
何かを始めても、続かない。これは、ほとんどの人が経験する悩みだ。
でも、続かないのは意志が弱いからではない。続かない本当の理由を知らないだけだ。
今日は、継続力シリーズの第1回として、なぜ続かないのか、その真実を明らかにしていこう。
続かない理由1:脳は変化を嫌う

人間の脳は現状維持を好む
脳には、現状を維持しようとする強力な仕組みがある。
これを、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という。
体温を一定に保つ。血圧を一定に保つ。
そして、行動パターンも一定に保とうとする。
新しいことを始めると、脳は「いつもと違う、危険だ」と判断する。
そして、元の状態に戻そうとする。
ハーバード大学の神経科学研究によれば、新しい習慣を始めると、脳の扁桃体(恐怖を感じる部位)が活性化し、ストレス反応を引き起こすという結果が出ている。

じゃあ、新しいことを始めるのは脳にとってストレスなんですね

その通り。だから、続けるのが大変に感じるんだ

でも、それって克服できないんですか?

できるよ。脳の仕組みを理解して、対策すれば良いんだ
変化への抵抗を乗り越える方法
脳の抵抗を最小限にするには、変化を小さくする。
いきなり大きく変えようとしない。
悪い例:
- 今日から毎日1時間ランニング
- 今日から毎日英語3時間勉強
- 今日から完全な糖質制限
良い例:
- まず5分だけ散歩
- まず英単語を3つ覚える
- まず夕食の白米を半分にする
変化が小さければ、脳は「これくらいなら大丈夫」と判断する。
そして、抵抗が少なくなる。
続かない理由2:意志力は有限のリソース
意志力は筋肉のように疲労する
多くの人は、続けるのに意志力を使う。
今日もがんばろう。今日も続けよう。でも、意志力は有限だ。
スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガルの研究によれば、意志力は1日の中で使うほど減っていき、夕方にはほとんど残っていないという結果が出ている。

朝は「今日こそ運動しよう」と思えるのに、夜になると「明日でいいや」ってなるのはこのせいなんですね

まさにそう。意志力は消耗品なんだ

じゃあ、意志力が強い人だけが続けられるんですか?

違うよ。意志力に頼らない仕組みを作れば、誰でも続けられる
意志力に頼らない仕組み
意志力を使わずに続ける方法がある。
それは、習慣化だ。
歯磨きに意志力は必要ない。
お風呂に入るのに意志力は必要ない。
なぜなら、習慣になっているから。
習慣になれば、自動的に行動できる。
意志力を使わずに済む。

習慣化については、後の回で詳しく教えるよ!
でも、意志力だけに頼ってはダメだって覚えておいてね
続かない理由3:結果が出るまで時間がかかる
即座の報酬がないと脳は満足しない
人間の脳は、即座の報酬を好む。
お菓子を食べる → すぐに美味しい。
スマホを見る → すぐに楽しい。
ゲームをする → すぐに面白い。
でも、多くの良い習慣は、すぐに結果が出ない。
ダイエット → 1ヶ月後に体重が減る。
勉強 → 半年後に成績が上がる。
筋トレ → 3ヶ月後に体が変わる。
結果が出るまでに時間がかかると、脳は「意味がない」と判断してしまう。

確かに、すぐに結果が出ないとやる気がなくなります

そうだよね。でも、これも対策できるんだ↓
小さな報酬を設定する
結果が出るまでの間、小さな報酬を自分に与える。
報酬の例
- 1週間続いたら、好きな映画を見る
- 3日連続できたら、好きなデザートを食べる
- 10日続いたら、欲しかった本を買う

継続についての本を読むと、さらに理解が深まるよ。僕が読んで良かったのは習慣化の科学的な本だったな

そういう本、読んでみたいです!
続かない理由4:完璧主義が邪魔をする
完璧にできないと意味がないという思い込み
多くの人は、完璧を求めすぎる。
30分走ろうと決めたのに、15分しか走れなかった → 失敗。
毎日勉強しようと決めたのに、1日できなかった → もうダメだ。
完璧にできなかったら、すべてが無駄だと思ってしまう。
でも、それは間違いだ。
60%でも、30%でも、やらないよりずっといい。
60点主義で続ける
完璧を目指さない。
60点でいいから、続ける。
60点主義の例:
- 30分走る予定 → 5分だけ走る
- 1時間勉強する予定 → 10分だけ勉強する
- 完全糖質制限 → 夕食だけ白米を減らす
60点でも、毎日続ければ、大きな成果になる。
0点を続けるより、60点を続ける方がずっといい。
続かない理由5:環境が整っていない
環境が行動の90%を決める
人間の行動の90%は、環境によって決まる。
意志力ではなく、環境だ。
悪い環境の例:
- 部屋にお菓子がある → 食べてしまう
- スマホがベッドの横にある → 夜更かししてしまう
- テレビが目に入る → ダラダラ見てしまう
良い環境の例:
- ランニングシューズを玄関に置く → 走りやすくなる
- 本を枕元に置く → 読書しやすくなる
- スマホを別の部屋に置く → 集中しやすくなる
プリンストン大学の研究によれば、視界に入るものが行動を決定する割合は90%以上という結果が出ている。

環境を変えるだけで、そんなに変わるんですか?

驚くほど変わるよ。意志力で戦うより、環境を味方につける方が楽なんだ
続かない理由6:孤独で続けている
一人で続けるのは難しい
一人で続けるのは、孤独だ。
誰も見ていない。
誰も応援してくれない。
誰も気づいてくれない。
だから、途中でやめても、誰も気にしない。
でも、仲間がいると違う。
仲間がいる効果:
- 応援してもらえる
- 競い合える
- サボりにくくなる
- 相談できる
アメリカ心理学会の研究によれば、仲間と一緒に目標に取り組む人は、一人で取り組む人に比べて成功率が95%高いという結果が出ている。

やっぱり同じ気持ちを共有できる仲間って大事なんですね!

とても大事。次回以降で、仲間の作り方も教えるよ
続かない理由7:そもそも本気じゃない
やりたいことではなく、やるべきことになっている
続かない最大の理由は、実は、本気じゃないからかもしれない。
本当にやりたいことではなく、やるべきことになっている。
痩せた方がいいから、ダイエット。
英語ができた方がいいから、勉強。
でも、本当にやりたいのか。
本当に必要なのか。
それを問い直すことも大事だ。

確かに、周りがやってるからって始めたことは続きませんでした

そうだね。本当にやりたいことを見つけることも、継続力の一部なんだ
本当にやりたいことを見つける
自分に問いかけてみよう。
自問自答:
- なぜこれをやりたいのか?
- これを続けた先に、何があるのか?
- 本当にワクワクするか?
- やめたら、後悔するか?
本当にやりたいことなら、続けられる。
そうじゃないなら、無理に続ける必要はない。
まとめ|続かないのは当たり前

センパイ、続かない理由がこんなにあるんですね

そう。続かないのは、当たり前なんだよ

じゃあ、どうすればいいんですか?

これから、継続力シリーズで、1つずつ対策を教えていくよ

センパイ…お願いします…!

次回は、継続力の基礎として、小さく始める技術を教えよう
今日のポイント
- 続かないのは意志が弱いからではない
- 脳は変化を嫌い、意志力は有限
- 結果が出るまで時間がかかる
- 完璧主義が継続を妨げる
- 環境が行動の90%を決める
- 仲間がいると成功率が95%上がる
- 本当にやりたいことかを見直す
ヒビキ続かない理由を知ることが、継続力を高める第一歩だ。
1つずつ対策していけば、誰でも継続できるようになる。
次回から、具体的な継続の技術を学んでいこう。


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