【第2回】比べるのは“他人”ではなく“昨日の自分”

~他人軸をやめて、自分軸で生きる方法~

SNSが生む「劣等感のループ」

朝起きて、なんとなく開いたSNS。

画面の向こうでは、同い年の知人が昇進報告、筋トレ仲間が6パックを披露、学生時代の友人が結婚式の様子を投稿している。

それを見て、こう思ったことはありませんか?

「自分、全然ダメだな…」

「なんで俺は、こんなに進んでないんだろう」

僕たちは無意識に“他人のペース”に心を乱され、焦りや不安に飲み込まれてしまいがちです。

しかし、本当にその人たちと比べる必要があるのでしょうか?

比べても意味がない、3つの理由

① 「見えているのは、ほんの一部」だから

SNSに投稿されるのは成功や喜び、幸せの瞬間だけ。

そこに至るまでの苦労や葛藤はほとんど見えません。

つまり、他人の“ハイライト”と自分の“日常”を比べて落ち込んでいるようなもの。

冷静に考えれば、不公平な比較ですよね。

② 「環境も目的も違う」から

職場、家庭環境、価値観、目指しているゴール…。

他人と自分はスタート地点も走るレーンもまったく違うのに、なぜ同じ尺度で比べる必要があるのでしょうか?

人生は“マラソン”ではなく“登山”

それぞれが違う山を登っていて、景色もペースも違って当たり前です。

③ 「他人軸」は自分の軸を失わせるから

「あの人みたいにならなきゃ」と思い始めると、自分のやりたいことがわからなくなってきます。

誰かの評価を基準に生きると、自分の価値を他人に明け渡す人生になってしまいます。

比べるべきは「昨日の自分」

ここで、発想を変えてみてください。

「昨日の自分」と比べる。

  • 昨日はダラダラ過ごしたけど、今日は早起きできた
  • 先週は読書できなかったけど、今日は10ページ読めた
  • 先月よりも少しだけ、筋トレの回数が増えた

これこそが“正しい比較”の仕方です。

なぜなら、「自分だけが知っている成長」を基準にするからです。

他人に見えなくても、自分にはわかる。

それが“自信”の種になります。

小さな成長を記録する「自分ノート」のすすめ

では、「昨日の自分と比べる」ために、何をすればいいのか?

答えはシンプルです。

「記録する」こと。

僕自身が実践しているのは「自分ノート(またはアプリ)」に、以下のような項目を毎日数行メモすることです。

  • 今日できたこと・少し成長したこと
  • 自分を褒めたいこと
  • 振り返って感じたこと・反省点

たとえば:

■5月12日

・朝6時に起きて散歩できた

・腹筋30回、昨日より+10回

・スマホを見る前に10分読書できた

→昨日より前に進めている気がする。

このように**「昨日より少し前進した実感」**を毎日可視化すると、他人と比べる必要がなくなります。

他人軸から自分軸へ切り替える思考法

ここで、他人と比較したくなったときに思い出してほしい言葉を紹介します。

他人は他人、自分は自分。人生は競争じゃない、探求だ。

あなたの人生のゴールは、「他人に勝つこと」ではなく、**「昨日の自分より納得できる自分になること」**です。

それは見た目や地位ではなく、心の在り方に現れます。

もし迷ったときは、次の3つの問いを自分に投げかけてみてください。

  1. 昨日の自分と比べて、今日できたことは何か?
  2. 他人の姿に何を感じた?それは自分の何を映している?
  3. 本当に欲しいのは“評価”か、それとも“納得”か?

最後に:焦る必要はない、確実に前へ進めばいい

成長には時間がかかります。

でも、比較の軸を“自分の中”に戻すことで、焦りや不安から自由になれます。

誰かの人生に振り回されるのではなく、

**「昨日よりちょっと良い自分」**を積み重ねていく。

それが本当の「男磨き」だと、は思っています。

次回は、

「小さな成功体験が男を強くする」

というテーマで、行動→結果→自信のループを生み出す方法をお伝えします。

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